白岡町新春マラソン大会(詳報)
2008-01-21


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最前列に並んでいただけに、一気に飛び出た。「・・・?」一斉に飛び出した軍勢にのまれるかと思いきや、自分の前方にはわずか2名。ということは、自分は3位でこのトラックを走っていることになる。トラックから出ていくまでこのポジションは変わらず、大勢の声援の受けながら、気持ちよく公園のジョギングロードに出て行った。いやいや、トラックを先頭で走るのって本当に気持ちが良いもんだ。実は、地元での大会なので、中学の同窓が見ていたらしく、ゴール後、「走ってるねぇ、トラック3位で走ってたじゃん、ビックリしたよ」なんてお言葉をいただいてしまった。

ジョギングロードに出ると、呼吸が次第に苦しくなってきた。さすがにトラックでのスピードを維持することは無理だったようだ。ペースを落とし、呼吸を整える。1km地点の通過タイム3分29秒。いつも、最初の1kmはそれなりのスピードで走るのだが、それでも、このタイムは驚きだ。しかし、問題はこれから。自己ベスト更新を目指すには、キロ平均4分10秒を上回るペースを刻んでいく必要があるのだ。最初の1kmで稼いだ約40秒の貯金。あと9kmをうまくペース配分して走れれば自己ベスト更新は可能かもしれない。

1km地点を通過すると、コースは公園を離れ、農道の1本道へと入っていく。呼吸の乱れは相変わらず続いている。そして気になることに、先ほどから右足のシューズから着地のたびに「カラッカラッカラッ」とこれまで聞いたことのない妙な音が聞こえてくるではないか。履いているのは「アディゼロCS」もう2年も前のシューズだし、新しいのも用意してはあるのだが、はき慣れているせいもあり、ここ一番の勝負どころのレースではいまだにこのシューズを使っている。おそらく、靴底のすり切れた穴から小石でも入ったのであろう。しかし、一分一秒を争うこの場面で靴を脱いで調べている時間などない。着地のたびに妙な音をまき散らしながら走っていくしかなかった。

2km地点でのラップはキロ4分13秒。当初のペースから落ちたとはいえ、ちょっとゆっくりしすぎたか。しかし、このままでは、自己ベスト更新は遠のいていくばかり。心拍数に目をやると、166bpmを表示している。ハーフならいざしらず、今日は10キロレース。最後まで170台で突っ走っても大丈夫なはずだ。そう思うやいなや、ギアを一段アップ。心拍数も一気に170bpmを越えてきた。

3km地点の通過ラップはキロ4分9秒。何とか4分10秒を切ったが、この先には東北自動車道越えの苦手なオーバーブリッジが控えている。やがて、コースは一旦、会場の運動公園脇を通過する。家族の応援を受けつつ、息子とハイタッチ!後で聞いたところによると、息子はこのハイタッチが楽しかったらしく、その後もハイタッチを求めて走ってくるランナーをずーっと応援し続けていたらしい。

さぁ、ハイタッチが終わるといよいよ自分の苦手なオーバーブリッジだ。案の定、ペースが一気に落ちていき、バンバンと抜かれまくる。オーバーブリッジの途中で4km地点を通過。ラップはキロ4分15秒にまで落ちてしまった。いかん。ペースを取り戻さなければ!オーバーブリッジの下り坂で再び加速。沿道の声援は街中に入ってきたこともあり一段と賑やかになってきた。しかし、脚は思うように動いていかない。右太股にわずかな筋肉疲労を感じる。腰高のフォームをしようとすると、どうにも脚がもつれたようになってしまう。唯一の救いは、心配された左膝の痛みがないことであった。1週間の休憩が良かったのかもしれない。

5km地点のラップはキロ4分10秒。これ以上遅くできないギリギリのペースだ。やがて、コースで唯一の給水所が出てきた。置いてあるスポーツドリンクを取り、飲もうとするが、荒い息づかいの中では思うように喉に入っていかない。飲んだというより、湿らせたという感じか。それでも、ちょっとエネルギー回復。


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